翻訳出版書

「ミドル・パッセージ」

―生きる意味の再発見―

ミドル・パッセージ―生きる意味の再発見

分析心理ドットコム

サイトの名前は、ユングの思想や理論が、他の精神分析の理論と区別して、とくに「分析心理学(Analytical psychology)」といわれることにちなんでいます。

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※ このページの内容は2005年に公開したものです。

●歴史

ユング研究所(C.G. Jung Institute)は、1948年に設立された、Analytical Psychology(分析心理学)とPsycho Therapy(心理療法)の研究機関、および分析家のトレーニング機関です。過去約50年の間に、この研究所で資格を取得した卒業生は約900名。 1965年に日本人で初めて河合準雄(かわいはやお)氏が資格を取得し、日本に「ユング心理学」を広めました。「ユング派分析家」の資格を取った日本人は、2005年現在30名ぐらいいます。

その後、世界の各地に「ユング研究所」ができ、現在、36カ国に2,300人を超える「ユング派分析家」がいます。

●ロケーションと建物

クシュナハトユング研究所

ユング研究所は、1979年に移転してからは、チューリヒ市の郊外、クスナハトという街にあります。通称「ゴールドコースト」と言われるチューリヒ湖の東岸に位置しており、スイスの中でも指折りの、美しく閑静な高級住宅地です。

研究所として使われている建物は、「研究所」というより、「かわいい大きなおウチ」です(写真)。実際、昔は住居として使われていたこの建物は、16世紀のもので、スイス連邦の指定文化財となっています。四季折々の花が植えられた研究所の庭は、チューリヒ湖に面しており、小鳥のさえずりを聞きながら、すばらしい景色を背後に講義を受けることができます。

研究所の外の湖
チューリヒ湖に面した研究所は外でお昼を食べたり、ひなたぼっこや読書するにはもってこいです。夏は講義の合間に一泳ぎできます。水は、透明できれいだし、海水と違ってベタベタしないから、あとでシャワーなしでも平気です。
(写真はすべて2005年5月に撮影)

●プログラム
ユング研究所では、英語とドイツ語で以下のようなプログラムが用意されています。

1. 「ユング派分析家」の資格を取るためのコース(大学院修士号以上の学歴を持った人を対象とした、最低4年間のプログラム)
(詳しくは、「ユング派分析家になるには」のページへ。)

2. Further Education Program:条件や厳しい審査なしで、聴講生のような形で、講義やセミナーに参加することができます。1年間(3ヶ月×2学期)参加して、試験やレポートをこなせば Certification(証明)がもらえますが、Certificationとは関係なく、この身分で何年も研究所に通っている人も大勢います。

3. 夏期集中プログラム:毎年(たとえば2005年は6月27日から7月8日)開かれるこの英語のプログラムには、誰でも参加することができます。将来、1や2の留学を考えている人が様子を見に来たり、長期間の留学は無理だという人が、毎年恒例で来ていたり、単なる休暇として遊びがてらに来ている人もいます。

4. 研究所の多くの講義は一般公開されており、その都度規定の受講料を払って聴くことが可能です。事前予約は不要です。スイスや近郊にお住まいの方や、スイス旅行にいらっしゃる方は、ぜひ遊びに来てください。講義プログラムは、このページのいちばん下にある、公式ホームページからご覧いただけます。

●ユング研究所の“学生”たち

「学生」とか「留学生」、または「研究生」と聞くと、なんとなく社会人になる前の人=若い人を想像しますが、ここにいる”student”の大多数が「中・高年」です。30代のわたし(2005年当時)は、ここでは「若いグループ」に属しています。「ユング派分析家」の資格を取るためのコースに志願する条件は、「26歳以上で、大学院の修士号以上の学歴を持っていること」なのですが、30歳前後の人は、珍しくて目立つぐらいです。たとえば、「学生ビザ」を取得するための年齢の上限が55歳だそうですが、いったん取得すれば延長は何年でもできますから、「滑り込み」でビザを取って、何年も滞在している人もいますし、ビザがなくても3ヶ月までは滞在可能なので、60歳以上の人も少なくありません。